上手く描くには○○すべき
○○すると下手に見えるからやっちゃダメ
「上達に役立つ情報があるなら見なきゃ」「遅れをとりたくない」・・・と、ついもったいなくて情報収集してしまう方も多いと思います。
正直、多すぎて消化不良を起こしませんか。
わたしも絵が上手くなる情報のまとめサイトみたいなのを毎日チェックしていた頃もありますが、、、
ある時「これずっと見てるけど別に見なくても上手くなれるんじゃ?逆に、見ないほうが精神的にいいのでは?」
って思ってやめました。
結果、普通に上手くなれたし精神的にも楽です。
情報が逆に自由度を奪い、身動きがとれなくなってしまった。
絵描くのつらい。
そんなことになるなら、その情報は毒でしかありません。
この記事はそんな方の「考えすぎて絵が描けない」を解決させます。
この記事を書くわたしは、独学で底辺からpixivフォロワー4万人になった絵描きです。
Contents
絵を描く時に考えすぎてしまう人は、情報を捨てるべき
どうしたらいいのか。
結論から言うと、情報を捨て、感覚で描いてしまってから考えるべきです。
「こう描いたら下手に見えるって聞いたから、やめなきゃ。でも、だったらどう描けばいいんだ?」
このように描き始める前から効率を考えてしまうから、止まってしまうのです。
描いてしまってから考える、それだけで解決します。
効率を捨てるため、3つの提案をします。
✔絵を描く時に考えすぎてしまう人への3つの提案
- まず考えるのは「描く対象」のことだけ
- 描きたいところから先に描く
- 構図は最後にガラッと変えていい
絵を描く時に考えすぎてしまう人への提案①:まず考えるのは「描く対象」のことだけ
どうでもいいんですよ。
正確なデッサンで描くとか。
構図がどうとか。1点透視とか、2点透視とか。
まず考えることは、「描く対象のこと」ただそれだけです。
どこが好きで、どこがいかに尊いのか。それをいかにして伝えようか。
それだけ考えて、感情のままにラフを描きます。
こうすると身動きがとりやすい上に、感情にまかせて描けるので絵が生き生きします。
絵描きのノウハウは忘れてください。
推しキャラの妄想をして、「〇〇萌え!!!」状態でラフを描きます。「〇〇のここが可愛いんだよな」と思いながらその部分を描いたり、とにかく感情優先に。
参考記事:絵を投稿し続けても評価されない人必見。pixivブクマ数10000超えた私のやり方
うまくイメージが浮かばなければ、雑にでも資料を見ればOKです。あとは描きたいままに。とにかく感情のままに。
正しい正しくないはどうでもいいのです。「こう見えて欲しいな」と思うように描いてください。
何個でもいいので描きたいだけラフな絵を描いてみます。
それさえもやる気力がないとか、「○○萌えーーーー!!!」な気持ちが足りない人は、そこからなんとかするべきです。萌えは萌え絵描きにとって全ての原動力なので、これがないことには何も始まりません。↓も参考にどうぞ。
参考記事:絵を描く気力がない人は〇〇が足りない!【誰でもできること】
背景を描く場合も同じように、感情のままにラフを描きます。「こう見えて欲しいな」と思うように背景を描いてください。例えば「ここに木があって欲しいな」と思うから木を描き、「木の長さはこの長さであって欲しいな」と思うから木をその長さにする。自分的に気持ちいいように描く。この時点で「パースがうんたらかんたら・・・」とか考えたら負けです。
気持ちよく描けるだけ描きすすめて、「このラフを元に絵を完成させたいな」と思うものができたらそれから細かいところを直します。資料を見たり、パースグリッドを描いたり、全体を遠目で見るなどしておかしいと思うところを修正していけばいいのです。
絵が上手い人の一枚絵を完成するまでの流れが知りたい方は、こちらのパルミーの動画が参考になります:【パルミーレビュー】いい絵を描くには一枚絵の考え方・創り方講座をおすすめする理由
またはこちら:絵を投稿し続けても評価されない人必見。pixivブクマ数10000超えた私のやり方
絵を描く時に考えすぎてしまう人への提案②:描きたいところから先に描く
線画を描く時、手、服装の細かい部分、小道具など、「正直描くのが面倒」と思うところは後回しにしましょう。
描きたい部分から描いていいです。
なぜなら描きたい部分が上手く描けると気分が乗って、描くのが面倒なところも自然と完成させたくなるからです。
いいもの描けると、「あっ、これ、見せたい。絶対完成させてやる」って思っちゃうんですよね。
例えばわたしの場合、手を描くのはいつも後回しにしています。手はラフさえも適当に描き、線画を描く時に初めて資料を見ながらちゃんと描きます。
そして顔や頭から線画にしていきます。一番描きたい部分であり、絵のメインとなる部分だからです。顔さえ可愛くかっこよく描ければもうこっちのもの。早く完成させたい!って思ってしまい、他の部分もどんどん描き進めていけます。
絵を描く時に考えすぎてしまう人への提案③:構図は最後にガラッと変えていい
構図はラフで考えた時に決定するわけではありません。最後の最後に変えたっていいんです。
確かに、後で直すよりもラフの時点で構図を決めておいた方が、効率はいいです。
しかしラフの時点で「この構図ダメじゃないかな?」などと考えすぎて身動きがとれなくなるくらいなら、深く考えすぎず感覚で描き進めてしまって、完成に近づいてから直すほうが早いです。
デジタル絵なら、塗りが終わった人物の配置を変えたり部分的に回転・拡大縮小させたり、トリミングしたりができてしまうので、最後でも修正しやすいです。
例えば描き終わったあとで全体を斜めにすることで動きを出したり、いらないと思ったものを切る、あるいは足りないものを描き加えたり。最終的にいい絵になれば、過程はなんだっていいんです。
※(レイヤー結合前のデータで全体を斜めにするとかやったらスペックの低いパソコンだと余裕でフリーズするので注意してください。ちなみにわたしが新しく買ったパソコンはそういった編集もサクサクできました。詳しくはこちら→液タブ使いがマウスコンピューター買ったのでレビューします)
加工で限界のある部分は、思い切ってガッツリ消して描き直したっていいのです。
そのほうが最終的に出来がいい場合も多いです。実際、塗りまでいかないとわからないことって多いですからね。塗りながら「あ、こうするほうが見栄えいいな」と思いついた時点で変える、それは効率が悪いようで、考えすぎて動けない人には逆に近道だったりします。
特に初心者の頃は最初から上手くやろうとしても動けなくなるだけなので、描いてしまってから考えるほうが早いです。何枚も描いて失敗するうちに、ラフの時点である程度構図を決めた方が効率がいいとわかってきて、自然とできるようになっていくものです。
最初から最大効率を求めると動けなくなる、このことはよく覚えておくといいです。
わたしは塗りも終わった最後の最後で構図を変えてしまうことが未だに多々あります。一部分を思い切って消して描き直すのもしょっちゅうです。最後の最後、「まあいいか」と妥協するか「ここを直せばもっといいかも」が出尽くすまで修正するかで、pixivでの評価もブクマ10倍は差が出ると体感しています。
仕事絵の場合は例外
ただし、仕事で絵を描く場合は別。通常、ラフを先に提出しOKを貰えた後にラフ通りに描き進めていくことになります。急にラフと全然違うものを納品してしまうと、クライアントが発狂します。
最後の最後まで構図を改造できるのは、趣味絵ならではですね。趣味絵最高。
わたしが仕事で絵を描いていた頃の話はこちら↓
「描きたいものがない」という悩みがある方へ
「描きたいものがないのに描きたい」という悩みはないですか。
考えすぎるのをやめても、そもそも描きたいものが見つからなくて描けないんだよね、っていう。
わたしもありました。
それを解決し、描きたいものを無限に生む方法をこちらのnoteで紹介しています→「描きたいものがないのに描きたい」から卒業する方法
まとめ:考えすぎて絵が描けない人は、感情のまま描いてしまってから考えるべき。
以上、まとめると考えすぎで絵が描けない人は、感情のまま描いてしまってから考えるべきです。