- pixivに絵の投稿を続けているけれど、閲覧されない。
- 閲覧されても、評価率もブクマ率も低い。
- 上手い人は、さらっと簡単そうに描いた絵で評価されているのに…。
今回はそんな方が評価を上げるための記事となっています。
高い評価を得るには、「絵をイメージ→完成」までにどのように絵を仕上げるかで決まります。
実は、同じ人間が同じ時に描いても、やり方次第でめちゃくちゃ高く評価される時もあれば爆死することもあります。
いつも上手いプロの絵でも、たまに今回の絵は微妙だなと思うことだってありますよね?
失敗と成功を繰り返して、自分のうまくいくパターンがわかってきました。パターンと外れたことをして投稿すると、今でも爆死する自信があります。
底辺から8年間pixivへの投稿を続けフォロワー3万人以上、最高ブクマ1万超えの実績を持つわたしの経験から言えることなので、誰の言うことより参考になると思いますよ。
わたしがいつもやっている一枚絵の評価を最大限にアップさせる一連の流れを紹介します。
また、この方法が有効な理由についての記事はこちら。↓
Contents
絵の評価を高める手順①ラフまでの段階
実は絵のクオリティに大きく影響する重要な段階。
妄想して描きたい絵を考える
まずは妄想します。オリジナルでも二次創作でもいいので、自分の好きなキャラクターを脳内に浮かべます。
- こういう絵が欲しい
- こういう絵があれば多くの人を萌えさせれる
という思いをぶつけます。
完成した絵をイメージするんです。
自分が見たい絵を自分で作ってください。自分が見たら光の速さで保存してしまうような絵を。
好きなアニメや漫画、実写映画などなんでもいいので色んな作品に触れながらだと、妄想が膨らみやすくなります。
↓の記事で書きましたが、上手い人の新規絵を見て、強い嫉妬心が燃え上がった時もいい絵を生むチャンスだったりします。
描く内容にはこだわりを込めます。こだわりについては重要なので、詳しくは↓の記事で解説しています。
謎ポーズや、なぜそのキャラでその絵を描いた?と疑問になる絵って、萌えないじゃないですか。つまり自分も絶対やったらダメということです。
資料を探してイメージを固める
以下の目的で、資料を集めます。
- 脳内のイメージをより具体的にするため
- 思い込みで描かないため
私はほとんどネット上で集めます。
- そのキャラクターそのもの
- イメージに近いもの、自分がさせたいポーズの写真など
- こんな雰囲気の色にしたいという写真やイラスト
好きなキャラクターにコスプレさせたりも好きなので、衣装を検索して好きなデザインを足し引きしてオリジナルのデザインを考えます。
二次創作の場合原作のデザインを絶対間違えないようにします。絶対に。
イメージと資料を元にラフを描く
資料は描きながら何度も確認します。
✔絶対に資料を見ることを怠ってはいけません。
資料を見ずに自分のイメージだけで描くと、思い込みだけで絵が構成されます。わたしも資料を見ることを怠って思い込みで描き、あとから恥ずかしい思いをしたことがあります。自分ではさほど気にならなくても、人から見ればひどい絵に映っている場合はよくあります。
わたしと仲のいい神絵師さん達も、わたしよりずっと資料探しに熱心です。本気絵を資料を見ないで描くという人は一人もいません。絵の上手い人ほど見ないで描くという誤解をしている人も多いと思いますが、完全に誤解。上手い人ほど資料を見ています。
イメージが固まるまでラフをいくつか描いてみたりもします。
✔ラフの完成までに意識すること
- 自分にとっての萌えを盛り込む
- 描きたいものを描く
- ストーリーのある絵にする
- 練習で得た成長を見せ、前回爆死した原因を含まない
- 背景や小物があった方が説得力が出る場合は必ず描く
- 二次創作の場合原作の設定を間違えない、原作の良さを生かす etc…
あまり描く気が起こらない時は、めちゃくちゃ描きたい!って気分になるまでおあずけにしてインプットし続けていると、イメージが強まってきて描きたくなります。
また、練習しているうちに描きたいイメージが固まる場合もよくあります。その場合も資料が用意できたら次の工程に移ります。
絵の評価を高める手順②とにかく描きあげる
そうこうしてイメージが固まってくると、描きたい気持ちが最高潮に。その時に一気に描くと、すごくいい絵が描けます。描きたくない気分の時は何時間ペンを握っても、いい絵が描けないのに。
気持ちが高ぶるだけで全然違います。これはわたしがこのブログで語りたい信念「描きたい時だけ描く」が正義だと思う理由の一つです。
色塗りまでどんどん描き進めます。描きたい時に描くと速さもクオリティもアップして、我慢して描く時間がいかに無駄かわかります。
何より・・・楽しい~!
楽しく描き進めるとランナーズハイとやらに似たものを感じてきます。脳内に快感ホルモンドバドバな感じ。こうなればしめたものです。好きな音楽を聴きながらだと更に効果が増します。
できれば加工(グロー効果など)まで進めて完成と言ってもいいくらいまでにしてしまいます。
・グロー効果など「手っ取り早く絵を上手く見せる方法」についてはこちら
でも、その日の投稿は我慢。ここで勢いで投稿すると後悔するので、絶対に我慢します。
上手く描けないのは、道具のせいでは?
わたしの経験上、「描きやすい状態を作る」というのは絵の上達のスピードアップに欠かせません。
デジタルに慣れないうちは、特に線画を描くのに時間がかかって、線画が完成しないまま終わることもありました。汚い線画見てると、塗りたい気持ちにならないんですよね・・・。
液タブを使ったらすぐ解決したという話を↓の記事で書いています。
・初心者ほど液タブがいい理由とおすすめの液タブについてはこちら
絵の評価を高める手順③一日寝かせてから修正
「一日寝かせる」これもめちゃくちゃ重要で、上記の2つをしっかりやってもここが出来ていないと、いつまでも評価されない絵になってしまいます。
絵を寝かせる効果を必ず体験すべし
気持ちが高まった時に一気に描くことには欠点もあり、うまく描けているか自分でよくわからなくなります。夢中で描き終えた頃には気づけば深夜になってることも。
こんな時は、”必ず”、まず寝ます。
翌日、描いた絵を見ます。
すると思った以上に変なところが見つかるんですよね。「あれ、もっと上手く描けていたつもりが・・・」となります。
寝かせて変なところを見つけたら、全て直す
変だと気づいたところは、全て直します。物足りないと思ったら描き足します。
「そんなめんどくさいことするの!?」と思うかもしれませんが、評価されている人にとっては当たり前のことです。本当に。
昨日までの時点の絵は別に保存しておいて、修正したものと比較してみてください。
びっくりするくらい変わるはずです。
加工中の迷子から抜け出す
加工中に、どれが一番いいかよくわからなくなりやすいです。色々やって最終的に元に戻すなんてことも。なので、寝かせる前に加工までやってから翌日「変だな」と思ったら加工のやり直しをするようにするとよいです。
描き間違い、描き漏らしの発見
あっ、両手がどっちも右手になってる。指が6本になってる。
また二次創作の場合、設定ミスもしないように描き間違いや描き漏らしを探します。見つけても、面倒くさいを理由に「まあいっか」とならないように。絵を見る人には気付かれ、作品への愛の無さを感じ取られます。
上手い絵とも比較
翌日でも気がつかない変な箇所もあるはず。そこで上手い人の絵とも比べます。それでも見劣りせず、いいものが描けてしまったと気持ちが高ぶるようならもう投稿してしまいます。まだダメだなと思ったら、納得するまで修正・描き足し。
改善出来なかったり、もっとよくできそうだったら、もう一日寝かせます。寝かせすぎると熱がなくなってしまうので、熱いうちにどうぞ。
やりすぎるといつまでも投稿できずボツになってしまうので、今の自分のレベルで最高のものができればよし。
まとめ:絵が評価される人は、簡単に描いているように「見えるだけ」。
評価を得ている人は、ただ上手いだけではなくひとつひとつの絵に想像以上にたくさんのことを意識しています。さらっと簡単に描いているように見えますが、そう見えているだけです。
この中のどれかひとつの工程を怠っただけで、評価に響くと思った方がいいです。
いつも「今の自分の最高の絵」にしていくことで、評価を高めるとともに改善点を見つけやすくなり、格段に上達していきます。
これはわたしだけかもしれませんが、最高の絵ができるとpixivに投稿する手が震えて心臓がバクバクします。わかる方いたら教えてください。
絵が完成できないという方には絵が完成できない理由について書いたこちらの記事もどうぞ。
また、この「評価を高める方法」を組み込んで、絵が最速で上手くなる方法はこちらの記事で書きました≫【実体験です】最速で絵が上手くなる方法