あ、今日まだ絵を描いてないや。毎日描くのつらいなあ・・・。でも上達のためには毎日5分は描かないとダメだよね~
俺は毎日描いてないけどpixivフォロワー3万人になったよ
えっ!!
「絵は毎日描けば上手くなる」
これは大嘘です。
✔この記事の内容
- 「毎日描く」を目標とするのは逆効果
- 描きたい時だけ描けば上達する3つの理由
- 描きたい時だけ描いて上達する3つのコツ
理由を詳しく解説していきます。
この記事を読んで「毎日描くのつらい・・・」なんて思いから解放されましょう。
この記事を書くわたしは底辺からpixivフォロワー3万人になった絵描きです。
Contents
「毎日描く」を目標とするのは逆効果
毎日描くにこだわると、描くのが楽しくなくなる
絵を描くのが好きな人でも、「描きたくない日」はあるのが普通です。
毎日描くということは、例え描きたくなくても無理して描くということ。
無理して描く → つらい! → 描くの嫌だ → でも描かなきゃ → 無理して描く → つらい!!
最悪、このループを抜けられなくなったら絵を嫌いになって終了。
強制されるとやりたくなくなるのが人間です。
そして、絵を描くのが楽しくない人に魅力的な絵を描くのは無理です。
魅力的な絵というのは技術だけ優れていても描けない「見た人に何かグッとくるものを感じさせる絵」であり、そういう絵を描くには「絵を描くの楽しい!」とか、「〇〇萌え!この思いを伝えたい!」という気持ちで描く必要があるからです。
・絵の練習をしても上手くならないと悩む人は、練習をやめるべき。その理由とは?
毎日描くだけで満足する
例えば学校の勉強も何時間勉強しても身についていなければ意味がありません。絵も同じで、描く時間が長いだけじゃ意味ありません。
大事なのは質です。
練習を生かして作品を描いたり、pixivに投稿して評価されなかった絵の改善点を見つけたりして進歩していく必要があります。
毎日描き続けることだけにこだわっていると、思考停止してもできます。描くだけで満足している危険があります。
毎日描くにこだわると逆に絵から離れてしまう
「毎日〇〇分描く」とノルマを決めて描くのは最悪です。
「毎日〇〇分描けば上手くなる」なら、「毎日○○分描いてさえいれば他は何してもOK」になってしまいます。
「ふー疲れた、○○分やったから今日は終わり」と絵を描かなきゃという気持ちから解放されたら、もう絵のことは考えない。
それに対し、描きたい時に描く人は時間を忘れて描き続け、絵を描かない間は「次は何描こうかなー」などと絵をイメージしています。
ノルマで描いていても、楽しんで描いている人には絶対かなわないんですよね。
描きたい時だけ描けば上達する理由
絵を描くのが楽しいといい絵が描ける
描きたい時だけ描いていれば、絵を描くのがいつも楽しい状態でいられます。
絵を描くのが楽しいことは魅力的な絵を描く最低条件です。
これは本当の話で、例えプロでも、気分が乗らない時はちっともいい絵が描けないものです。
描く絵に悩まなくて済む
描きたい時は絵の完成が圧倒的に早いです。
なぜなら、描きたいイメージがはっきり浮かびやすいから。
絵の完成が早いと、ネット上に投稿して評価を得ることで自分の改善点が見えます。結果、練習の質が上がるので早く上手くなります。
・pixivを使えば独学でも上達できたことを書いた記事はこちら
結果的に絵を描く時間が長くなる
描くのが楽しいので、描いていない間も絵のことを考えてしまいます。
描くのが楽しいので、描かなきゃと思わなくても描いています。
つい毎日のように描くことになります。
あれ?
結果的に毎日描いている・・・
毎日描けば上手くなるのではなくて、毎日のように描いてしまうほど絵が好きな人、絵を描くのが楽しい人が上手くなるっていうことです。
絵を描くのが楽しいと、絵を描くのが習慣化してしまいます。「描こう」と思って描くとエネルギーが要りますが、習慣化すると何もエネルギーを使わず自然と絵を描いてしまうのです。
描きたい時だけ描いて上達するコツ
描きたい時しか描いてはいけない「おあずけ」ルール
「描かなきゃ」と思うと描きたくなくなるのを逆に利用します。
「描きたくなるまで描いてはいけない」と強制すると「描きたい!」という気持ちが増幅します。
絵師にとっては絵を描くのはご褒美であるのが理想。おあずけしてください。
そういう時に描くと、ホントいい絵描けますから。
気分が乗らなくなった時はすぐに描くのをやめましょう。
よく観察するクセをつける
絵を描かない時間、周りのものをよく観察するクセをつけましょう。
絵が上手い人は観察力が高いです。
観察力が高い人は毎日描いていなくても、毎日絵のことにアンテナを張ってインプットしながら生活できています。
- 「この写真きれい。次はこんな色で絵を描こう」
- 「この景色はこういうパースになっているのか」
- 「人の足ってこういう曲線になるんだ・・・」
そういう視点で世界を見ているんです。
脳内でイメージするクセをつける
絵が上手い人と下手な人では、脳内のイメージの時点で差がついています。
絵の上手い人は脳内で線を引いたり、脳内の立体をグルグル回してみたりできるんです。
絵を始めた頃のわたしにはできなくて「そんなこと本当にできるの?」って疑っていました。でも今はできます。
イメージ力は鍛えることができます。
目を閉じて脳内に何かをイメージするだけでもいいし、それならゴロゴロしていてもできます。
立体物を触ったり眺めたりするともっといいです。最近はリアルなデッサン人形も増えてますから、そういったものを1つ持って常に眺めるだけでも差がつきますよ。
まとめ:絵が好きな気持ちを大事に、描きたい時だけ描こう
絵を描くのが楽しい人は、脳内で常に絵を描いているようなもの。
毎日何時間描くと決めて嫌々描いても、絵を描くのが楽しい人には絶対かないません。自分が「絵を描くのが楽しい人」になってしまえば早いですよ。絵を描くのが楽しくなくなってしまった方への記事は↓こちら。