- 上手い人の絵と自分の絵を比べて下手すぎてつらい
- 絵の上手い人がちやほやされているのを見ると、評価されない自分が惨めでつらい
- 絵を描いて生計を立てられるのが羨ましい
こんな悩みに答えます。
上記の悩みは、全部わたしが昔感じていたことですが、完全に過去のこととなりました。長い時間はかかりましたが。
だから、今悩んでいる人も大丈夫だし、この記事を読めば「嫉妬心は上達に利用できる」ということがわかります。
嫉妬心を克服した今わかるのは、嫉妬を今すぐやめようと悩む必要は何もないということです。
むしろ「嫉妬するのは上手くなるチャンス」でしかありません。しかもそれが特定の相手への燃え上がるような嫉妬なら尚更で、嫉妬心が強ければ強いほど利用できます。
ただし、注意点はあります。
Contents
絵の上手い人に嫉妬しまくったつらい過去
絵が上手い人に嫉妬して、自分のゴールが明確に変わった
まだわたしがpixivフォロワー100人未満の頃、pixivを見ていて、とある”神絵師”の作品に出会い衝撃を受けました。
わたしが描きたいと思っていた理想の絵を、軽々と(軽々と描いているように見えていた)たくさん生み出していたからです。
自分の描きたい理想は元々ぼんやりとありましたが、上手くイメージを絵にできませんでした。
しかし神絵師の作品を見てしまった結果、理想が明確になりました。
「ああ、自分はこういうのが描きたかったんだな」と。
こう思わされた瞬間、わたしの中の何かが変わった気がします。
特定の「絵が上手い人」への嫉妬は、不特定の人に対してよりつらい
元々絵の上手い人達に「いいなあ」程度の嫉妬はありましたが、「特定の一人への嫉妬」は特別つらいものでした。その神絵師しか目に入らなくなり、他の人には嫉妬心を持たなくなりました。
絵が上手い人というのはいくらでもいますが、誰にでも嫉妬するわけではないですよね。人それぞれに「越えたい相手」がいます。
嫉妬はしようと思ってできるものではありません。
つらいほど嫉妬心が燃え上がる相手が見つかったというのは、ラッキーなことなんです。
同じ「絵が上手い人」への嫉妬でつらい日々が2年続いた
自分の絵と見比べては自分を惨めに思い、pixivの評価を比べては絶望しました。嫉妬が完全に消えるまで2年かかりました。
絵が上手い人への嫉妬をバネに飛躍的に上達できた
神への嫉妬に狂い始めてから2年の間、pixivの更新は継続してフォロワーは100人台から数千人レベルに上昇しました。
その間のわたしの状況は以下。
- ゴールが明確なので、評価が伸びても慢心しない
- もっといい絵を見せたくてpixivの更新が止まらない
- 神絵師のTwitterやpixivを毎日見続けて研究
- 神絵師に近づきたくてこっそり感想を送る
- 何度落ち込んだり鬱になっても諦めない
嫉妬をバネにゴールに向かって行動した結果、飛躍的に伸びました。
これらは全て上手くなるために必要だったことですが、ただ嫉妬心を燃やし続けていただけで難なくこなしてしまったわけです。
嫉妬心がなければ、ここまでするのは面倒でやれなかったはずです。
嫉妬していた絵の上手い人から認められた
嫉妬していた神絵師に認められた時には嫉妬はなくなりました。好きな絵師の模写は真似になる?パクリ?好きな絵師と仲良くなることをおすすめする理由で書いたように、仲良くなれました。
元々、神絵師はpixivでブクマ1000~10000くらいが当たり前のレベルだったのに対し、わたしはブクマ2桁のレベルでした。
嫉妬が消えてきた頃には神絵師は変わらず1000~10000くらい、わたしもブクマ1000くらいが普通になってきていました。
その頃には、そもそも自分の絵に自信が持てると評価はどうでもよくなっていました。
たった一人の特定の人を夢中で追っていたら、気づいたらその差を埋める分だけ上手くなれていたんです。
今でもたまに他の人に軽く嫉妬しますが、上達の糧になるのでむしろ嫉妬する相手ができるのはありがたいことです。
絵の上手い人への嫉妬心を消す方法は大きく分けて二通り
✔︎絵の上手い人への嫉妬心を消すならこのどちらか
- 相手のレベルに近づく
- 相手のレベルからもっと遠ざかる(=諦める)
自分と相手の差を感じるほど嫉妬心に苦しみます。ところが差が離れすぎると諦めが出て嫉妬しなくなります。
諦める手もありますが、それはもったいない。
絵が上手い人に嫉妬心が起こる=越えられる相手だということ
人は自分とレベルが違いすぎる相手には逆に嫉妬心を持たないものです。
例えばモテたい願望があったら、イケメン/美女芸能人がモテモテなのより、自分の友達がモテてる方が強く嫉妬しますよね。
強く嫉妬するということは、「こんな人になれるわけがない」と最初から諦めちゃうほどのレベルの差はないんです。超えられます。
嫉妬心が起こっているうちが、上達するチャンスなんです!
絵の上手い人に近づくほど嫉妬は楽になる
自分が相手のレベルに近づくことで、嫉妬心を消すとともに望み通り上達できます。
嫉妬はチャンスです。強い嫉妬ほど、伸びしろが大きいということ。上達の確変が起こっていると捉えて、弱い自分に負けず自分の絵と向き合ってください。
嫉妬心はすぐになくなるものではないから、負けてしまいそうになるだけです。
嫉妬心が消えるのに時間はかかります。でも上達すれば消えます。絶対に。
注意点:絵が上手い人への嫉妬がつらくても、弱い自分に負けてしまう人は上達できない
嫉妬心があると、相手の失敗を嬉しく思ってしまうこともあります。
絵が上手い人だって、たまにpixivで爆死してるの見ますからね。(そういう絵は、あとで消されてることが多い。)
絵が上手い人の失敗を見ると、自分に近づいた気になって、少しホッとします。
しかしそれを望んではいけません。それでは自分に成長はないから、チャンスロスなんです。
上達できない人は、絵が下手で評価されない惨めな自分に耐えきれない人。
それが悪いということではなく、人間そういうものなので、どうしても耐えきれない人は「絵を描く理由に、承認欲求以外の理由が弱いんじゃないか」と考えるといいです。詳しくは承認欲求で絵を描く自分はダメなやつ!って本当?の記事で書きました。
本当に悪いのは嫉妬することではなく、上手い人の失敗を望んだり粗探しをしてアンチになったり、自分より下手な人を見つけたらすぐマウントする人です。
嫉妬は正常な感情なので、遠慮なくしていいんです。嫉妬したまま、自分自身はブレずに絵と向き合っていれば。
神絵師だろうと誰でも弱い部分は持っていますが、コントロールするかどうかが分かれ道なんです。
絵が上手い人への嫉妬でつらいのを利用して、絵を描く方法
絵が上手い人への嫉妬は「○○が一番好きなのは自分」という気持ちを奮い立たせる
同じジャンルや似た絵柄、同じキャラを描く人に対し嫉妬心を持つ人が多いのではないでしょうか。
そんな場合は「誰よりも萌える○○を描いてやる」と自分を奮い立たせてください。「○○を一番好きなのは自分だから、自分が一番上手く描ける」と信じてください。
わたしが弱い自分に負けそうな時に意識する言葉です。よかったら真似してみてください。
絵が上手い人(=嫉妬の対象)が新規絵を公開したタイミングで自分も新規絵を描き始める
嫉妬の対象である人が新規絵を公開したら、その絵を見た時が最も嫉妬心が燃え上がる時。
そこがチャンスです!
推しへの愛に、「〇〇を一番好きなのは自分。自分が一番上手く描ける」という気持ちを混ぜて妄想を爆発させてください。その状態でラフを描き始めれば、きっと一味変わってきます。↓の記事で「評価を高める絵を描く流れ」について書いてるので、併せて読んでみてください。
・絵が評価されない人必見。pixivでブクマ10000超えたわたしのやり方
プロ絵師への嫉妬:絵を描いて生計を立てられるのは楽で幸せというのは幻想
わたしはイラストの仕事を受けた過去があります。
仕事をする前は、「絵ばっかり描くだけでお金をもらえて生活できるなんて羨ましい」と嫉妬していました。
ところが仕事を経験後、その思いは完全消滅。
プロの絵師を続けられる人には尊敬しかないです。
絵でお金をもらうということと、趣味で自由に描くのとの違いを痛感しています。なので「プロであること」に嫉妬するのは無駄とはっきり言えます。
詳しくは「プロ絵師は絵を描いて生活できて幸せ」と幻想を持つ人へに書きました。
まとめ:絵が上手い人への嫉妬がつらいのはチャンス。上達の確変に乗れ!
以上、「嫉妬するのは上手くなるチャンス」でしかないという話でした。
嫉妬のつらさはめちゃくちゃわかります。
しかし嫉妬というのは強い感情で、おこそうと思ってもおこせません。妬むほど魅力的な絵師を見つけられたあなたはラッキー。
弱い自分に負けず上達した先は、景色が大きく変わっていますよ。