- 絵を描くなら、pixivって登録したほうがいいの?
- pixivを使うと評価ばかり気にしてしまう。やめたほうがいい?
- 下手くそは投稿しちゃだめ?上手くなるまでやらない方がいい?
そんな疑問に答えます。
イラストコミュニケーションサービス「pixiv」。
結論から言うと、pixivは早く上達したい初心者ほどやるべきです。ただし注意点はあります。
✔この記事の内容
pixivに絵を投稿するメリットとデメリットを解説します。
これを書いているわたしは絵を始めた時からpixivを長年愛用しています。
絵の上達にpixivをどのように利用するかは独学でも絵が上手くなる!pixivを使うことが上達への近道。で解説しています。
Contents
pixivに投稿するメリット
✔pixivに投稿するメリット
- 作品を完成させる力がつく
- 絵の評価を数値化し客観的になれる
- 競争心が湧く
- 趣味の合う人と繋がりができる
- 仕事がくる
- 自己承認欲求が満たされる
作品を完成させる力がつく
一人で描いていると、自己満足して完成させる前に投げ出してしまうこともあります。
ネット上に絵を公開することを意識すると、きちんと色まで塗って最後まで仕上げやすくなります。
絵の評価を数値化し客観的になれる
pixivに自分の描いた絵を投稿すると
- 閲覧数
- 評価数
- フォロワー数
- ブックマーク数
といった数字を見ることもでき、
- タグ
- コメント
- メッセージ
こういった形で評価や感想をもらえることもあります。
作品を完成させても人に見せずにいると、人が見てどう思うか自分ではよくわかりません。
自分の絵に酔ってしまうこともありますが、自分で思っている以上に自分は下手なものです。自分の力を客観的評価により知ることで、「このままじゃヤバい」という気持ちに後押しされます。
はっきり言って「下手なことに気づかずそのまんま」だとどれだけ練習しても下手なままです。
競争心が湧く
描くものの違いによる伸び方の違いは顕著に出ますが、同じジャンル、同じキャラクターを描いている絵師との力の差が数字で可視化できます。もっと上手く描きたいという気持ちに火をつけます。
人と比べて上手いかどうかを重要視するのは疑問に持つ方も多いでしょう。
ですが底辺から成長できた立場として言うと、上手くなるためには競争心や嫉妬心を利用しない手はないです。ナンバーワンよりオンリーワンを目指すのは、ある程度のレベルを越えてから。
詳しくは絵の上手い人に嫉妬してつらい人は、上手くなるチャンスだ!【克服できた話】で解説しています。
※以前は検索するとブックマークされている数がサムネ下に表示されるという、底辺にとっては公開処刑仕様でしたが、今はなくなりました。残念です。競争心を煽る仕様の方が上達には有利だと思うので。
趣味の合う人と繋がりができる
好きなものばかり描いていると自然に同じ趣味の人が集まってきます。コメントし合ったりそこからTwitterやイベントなど他所での繋がりにもなります。気になる絵師も増えていい刺激になりますし、みんなで絵を描いているという気持ちになり、より楽しく絵を描くことができます。
また、神絵師から認知されるチャンスもできます。
仕事がくる
一定のレベルを越えてランキング上位に載るなどすると、自然と仕事の依頼がきます。「仕事募集中」などと書かなくてもきます。
絵を仕事にしたい人でも、好きな絵を描いているだけで仕事に繋がるチャンスがあるということです。怪しい依頼もあるので、仕事を受ける際にはよく調べて十分に注意すること。
プロになることに興味のある方は「プロ絵師は絵を描いて生活できて幸せ」と幻想を持つ人へも読んでみてください。
自己承認欲求が満たされる
作品が評価されたり、自分自身も評価を上げ固定ファンができてくると、自己承認欲求も満たされます。ただし、それが目的になってしまうと純粋に絵を楽しむことができなくなるので注意です。
他サイトよりpixivが一番おすすめな理由
絵を投稿するならpixiv以外のイラスト投稿サイトや、Twitterでもよさそうなのですが。
経験上、投稿する場によって評価に差が出ます。
萌え絵がうまくなりたい人はpixivを一番におすすめします。理由は以下。
✔イラスト公開の場としてpixivをおすすめする理由
- 萌え絵が多い
- ユーザー数が多い
- 様々な数値から自分の実力を測れる
- 拡散性が強すぎず、シビアに評価をもらえる
pixivに投稿するデメリット、注意点
pixivの評価を見る上で注意点もあります。以下の注意点に気をつけないと、絵をやめてしまう原因にもなりかねません。
✔pixivの評価を見るときの注意点
- 評価から原因を考えるのが大事
- 数字をそのまま鵜呑みにしてはいけない
- 上手いかどうかより萌えるかどうかが大事
- 評価から正しく実力を読む力も必要
評価から原因を考えるのが大事
評価されなさすぎて絵を描くのが嫌になりやめてしまいたくなったり、深く落ち込むこともあります。
嫌になったり落ち込んでもいいんです。わたしもpixivに投稿して「閲覧 100 ブクマ 1」とかで止まって何度落ち込んだことか。
わたしが上達できたのは、そのたびに原因を考えて改善できるチャンスにしたからです。
「何度投稿しても評価されないから嫌になる」という人は、評価されない理由の分析不足か、改善するのを怠っているだけです。つまり分析して改善すればOK。
数字をそのまま鵜呑みにしてはいけない
上手な絵は評価され、下手な絵は評価されないとは限りません。
技術的に上手くても埋もれている人がたくさんいます。それについて詳しくはこだわりを持つ絵描きは強い。ファンを作る方法も見てください。
特に投稿し始めた頃は、あなたがどういう人なのか知らない人ばかりですし、絵が少ないと自分を理解されにくいです。
継続していくごとに権威性も認知度もあがり、プラスアルファの評価が積みあがってくるはずです。
上手いかどうかより萌えるかどうかが大事
上手かどうかより大事なことは、萌える絵かどうかです。以下のような絵は閲覧者にウケがいいと思っていいはずです。
- 評価率が高い
- ブックマーク率が高い
- もらえるコメント(スタンプ含む)が多い
独断ですが、投稿後1~2日間で
✔「評価率が高い」の目安
「いいね」数×10 > 閲覧数
✔「ブックマーク率が高い」の目安
ブックマーク数×10 > 閲覧数
これが目安です。
例えば「閲覧数100」だったら「いいね」が10以上、ブックマークが10以上あったら上出来。
ファンが増えると「閲覧数100」に対し「いいね」が20以上、ブックマークが20以上とかになってきます。
評価から正しく実力を読む力も必要
逆を言えば、評価が高くても二次創作ならば原作の人気により過剰評価されることもよくあります。
絵の投稿とともに、ほかの人がどんな絵を描きどのくらい評価されているのかよく観察してください。
続けていると、このジャンルを描いてここまで伸びたならなかなかだろう、などと数字から実力を読めるようになってきます。
まとめ:何度落ち込んだっていい。pixivをやろう
わたしは何度も絵を投稿して落ち込んでは立ち直ってきましたが、昔の絵が評価されなかった原因が今はものすごくわかります。わかりすぎて恥ずかしい。いつかそういう時がきます。
・pixivのフォロワー数を増やしたい人がついやってしまう、無駄な行動
冷静に数字を分析しながら、上達のお供に役立ててみてください。