絵が完成しない。
描こうと思う絵はいくつかあるんだけど、結局どれも完成せずに土日もゲームとネットで終わってしまった・・・
ありすぎて困りますよね。
そんな悩みを解消するには、結論から言うと「今本当に描きたい1枚以外は描こうとしない」だけです。
この記事を書いているわたしは独学で底辺からpixivフォロワー3万人になりましたが、それは底辺の頃から作品を次々と完成させてきたことがもたらした成果です。
ここで言う「作品」とはフルカラーで完成させた1枚絵のこと。
どうしてわたしが底辺の頃から作品を完成してこれたのか、この記事を読めばわかります。
絵が完成できない本当の原因
絵が完成できない原因として誰でも思いつくのは下記のようなところでしょうか。
- 途中で熱が冷めるから?
- 上手く描けなくて嫌になるから?
- 我慢する根性が足りないから?
自分にはやる気も根性も実力もないみたいで、嫌になりますよね。
でももっと根本的な原因、「完成できる人との差」は別のところにあるんです。
それは「今本当に描きたい絵を描いていないこと」です。
「描きたい時だけ描く」がモットーなわたしが成功できたのはそこにあります。
「今本当に描きたい絵を描いていない」ということに基づいて考えると、絵が完成できない本当の原因は下記の3つ。
✔絵が完成できない本当の原因は
- ちょっとやそっとで冷める程度の熱で描いている
- 「上手く描く」を重視し、描きたいことがぼやけている
- 描きたい気持ちではなく、我慢や根性論で描こうとしている
描きたいものだけ描いていれば、完成しない絵はないんです。
絵が完成できない原因①:ちょっとやそっとで冷める程度の熱で描いている
何枚完成させたかわからないくらい描いたわたしでも、「興味のないキャラの棒立ち左向きバストアップ」を描けと言われても苦痛すぎて完成させる自信ありません。萌えないから。
今本当に描きたい絵だったら、ちょっとやそっとで冷めるものではないです。
好きなアニメや漫画を見た直後とか、妄想が膨らんだ時など「この気持ち伝えたい!!」ってなりますよね。
そんな熱があるうちに描く限り、絶対完成できます。
「あれも描きたいかも、これも描きたいかも」ってぼんやり思う時は、熱も分散して冷めやすいです。
絵が完成できない原因②:「上手く描く」を重視し、描きたいことがぼやけている
「今本当に描きたいもの」というのは、「今の自分の想いを描いたもの」。
「〇〇は超かわいい!!」って思って、「〇〇を描きたい」と思うなら、「〇〇がいかに可愛いか」が伝わる絵になれば正解です。
上手くなくても萌える絵というのはたくさんありまして、極論、萌え絵というのは絵を見た誰か1人でも「萌え~!」ってなればもう100点。
「上手く描くこと」を重視していると、下手なうちはどうせ上手に描けないのですぐ挫折します。
「伝えたいものをちゃんと描けているか?」を主眼におくだけで、上手く描けないから途中で投げ出すなんてことは激減。
絵が完成できない原因③:描きたい気持ちではなく、我慢や根性論で描こうとしている
絵の完成に、我慢や根性なんて必要ないんですよね。
だってわたしには我慢強さも根性もないし、描きたい時に描きたいものを描いていただけです。
じゃあなぜ絵を完成できたかっていうと絶対に完成させたい理由があったからでして、それは下記の3つ。
- 自分が今「こんな絵が見たい」と思うから
- 「pixivに投稿したら絶対この萌えに共感できる人がいる」と思い、早くpixivに投稿したかったから
- 脳内イメージやラフがほぼ出来上がっていて、すでに萌えているから
どうしても完成させたい理由があるから描く。
つまり我慢して描くのとは真逆で、「描きたくて我慢できないから完成していた」のです。
思うように描けなくたって、「どうにかして完成させたい」って気持ちの方が強ければ、出来上がるまで自然に試行錯誤してしまいます。
絵が完成できないのを解消する方法
何かを描くというのは、何かを描かないということ
まず理解すべきは、1枚の絵を完成させるにおいて、他の「描きたいもの」は全て足かせであること。
なぜなら何かを描いている間は、他の何かがいつまでも描けなくなるわけです。それが気になって1枚の絵に集中できず足を引っ張ることがあります。
「あっちを完成させた方がよかったんじゃないか」など迷いが出たり、「この絵でこの表情を使っちゃうのはもったいないかな」などの出し惜しみが出たりも。
描く気がないなら速攻ボツでいい
「どうしてもこれが描きてえーー!!」という1枚を描くのは楽しすぎるので確実に絵を完成させられますが、逆にこの気持ちがないと罰ゲームにもなり得ます。
描く気がなくなった絵はもう賞味期限切れですので、ボツにして描くの速攻やめましょ。
嫌々描いた絵は、どうせ完成したって評価されませんよ。
縛られると新しい絵の完成が遠のきますし、無理に描こうとすると最悪絵を嫌いになって終了。
また、何度描き直しても上手くいかない「修正ループ」にハマってしまった場合もボツにして新しく描き直した方が早く完成したりします。
背景が描けなくて完成しないなら、そもそも背景が必要な絵かどうか疑え
もし「背景描くのめんどくさいから完成しない」なら、必要がなければ別に背景描かなくたっていいんですよ。「〇〇がいかに可愛いかを描く絵」において背景を描く必要があるのは「描いた方が絶対可愛さに説得力がある」っていう場合だけです。
例:勉強を教えてくれる女子高生の絵を描くなら
「教室で居残りで勉強教えてもらえるのっていいわー」と思うなら、背景に教室を描く方がシチュエーションが伝わって萌えます。
ですが場所の説明より表情の儚さをメインで伝えたいとしたら、わたしならバストアップにして机の一部とシャーペンやノートなどの小物を描く程度にします。背景は白などのベタ塗りで、逆光など使ってもいいかも。
描く必要があるのか、描かない方が伝えたいものが伝わるのか考えてみてください。
「この絵なら描いた方が絶対いい!」と思うなら自然と背景も描きたくなりますし、「あんまり変わらんな」と思ったら描くのやめましょ。
必要なものだけ描くようにすれば、確実に完成に近づきます。
底辺だろうと、愛だけは負けない。pixivで愛を叫べ
わたしは絵の上手い人への嫉妬に悩んでいた頃がありまして、「まだあの人ほど上手くはないけど、愛は負けない」と思えるものを目指して絵を完成させてたので、pixivの更新が止まりませんでした。
わたしが絵をはじめてからずっとやっていたのが「完成させたらpixivに投稿する」こと。
完成したものを公開する場があるかないかで、完成できるかどうかに大きな差が出ますよ。下の記事でも解説しています。
それ、本当に描きたいものですか?「描く動機が弱いものは描かない」の重要性
✔描く動機が弱いものは全部「描かない」と決めること。
これができるだけで1枚絵を完成させられるようになります。
今あなたの中にぼんやりとある「描きたいもの」の中から、描く動機が弱いものを捨てることで、「今本当に描きたいもの」に全集中できるからです。
どうしてその絵を描こうと思うのか考えてください。
- 特に理由はないけど「なんとなく」?
- 自分はそこまで好きじゃないのに「見たい人はいるだろう」と思うから?
- 「今流行っている。いますぐ波に乗りたい」から?
この程度の熱なら完成させる理由として弱いので、「描かない」「描いてはいけない」と切り捨ててしまいましょう。
また、安易に流行に流されるのは「フォロワーを増やしたい」と思う人がやりがちな悪手なので注意。
・pixivのフォロワー数を増やしたい人がついやってしまう、無駄な行動
わたしが「今本当に描きたい」と思って描いてきたもの
上にも書いたとおり、わたしが絵を完成させられた理由はこれ。
- 自分が今「こんな絵が見たい」と思うから
- 「pixivに投稿したら絶対この萌えに共感できる人がいる」と思い、早くpixivに投稿したかったから
- 脳内イメージやラフがほぼ出来上がっていて、すでに萌えているから
忍耐力がなくて完成できないという人は、こういうものだけ描けば完成しないわけないよって話です。
pixivで「閲覧数100 いいね1 ブクマ1」とかだった頃のわたしでも、確実に絵を完成させ続けることができましたから。
「こんな絵あったら絶対萌え死!今はこれが描きたいんじゃああ!!!」という1枚があったら、もうそれ完成させるしかないじゃないですか。
参考記事:絵の練習をしても上手くならないと悩む人は、練習をやめるべき。
まとめ:本当に描きたいものは、常に1つ!
「描きたいものがいっぱいある」というのは絵師として理想的な状態ではあります。
ですがなんとなくで「あれもこれも描きたい」「あれもこれも描けるようになりたい」と思うほど何から手をつけていいかわからず、何も描けない人になります。
「どうしても今、他でもないこの絵が描きたい」という気持ちで描くことを覚えたら、やめられなくなりますよ。
↓の記事で、「pixivで一枚絵の評価を最大にする流れ」についても解説しています。
・絵を投稿し続けても評価されない人必見。pixivブクマ数10000超えたわたしのやり方