高校3年生。絵を描くことが好きで、将来はアニメや漫画の絵を描く仕事がしたいって思ってるんだけど・・・美大やイラスト専門学校に行くべき?
結論から言うと、「絵が上手くなりたいだけなら独学で十分。プロとしてやっていくサポートが欲しい人はイラスト専門学校を利用。ただし学校は選ばないとダメ」です。
以下で詳しく解説していきます。
この記事を読めば「自分が独学で絵を勉強するべきか、美大やイラスト専門学校に行くべきか」がわかりますよ。
また、記事の最後にイラスト専門学校を1つ紹介します。
✔この記事を書いているわたしは
- 独学で底辺からpixivフォロワー3万人(2020.1時点)レベルに上達
- 絵の仕事の経験はあるが、趣味で絵を描く
Contents
独学で絵を学ぶべき人の特徴3つ
- 描きたいものが限定的で、自由に描きたい
- 一人でも孤独を感じず、やるべきことをこなせる
- プロになる気はないorなりたいかよくわからないけど人気絵師にはなりたい
独学向きの人①:描きたいものが限定的で、自由に描きたい
「こういうのばっかり描きたい、こういうのは描きたくない」と描きたいものが限定的ではっきりしている人、自分を貫きたい人は独学の方が絶対いいです。
例えばわたしは「好きなキャラクターの二次創作だけが描きたい。興味の薄いものやオリジナルは描きたくない」とはっきりしています。
結果、好きなように描いてきて幸せですし、描きたいものはどんどん上手くなれました。
独学向きの人②:一人でも孤独を感じず、やるべきことをこなせる
作品を描いてpixivなどに公開し、自分に足りないものを見つけ、足りないものを補う練習をする、の繰り返し。
極論、これをやるだけで絵が上手くなります。下の記事でも解説しています。
・独学でも絵が上手くなる。pixivを使うことが上達への近道。
一人でも孤独を感じずやるべきことをこなせるタイプの人は、一人でどんどん突き詰めていく方が早いスピードで上手くなれます。
独学向きの人③:プロになる気はない or なりたいかよくわからないけど、人気絵師にはなりたい
プロになる気がなく、ならないかもしれないと思うなら美大やイラスト専門学校に行く意味はないです。理由は下記。
- 上手くなりたいだけなら独学で十分可能
- 学校に行かなくても、もし「絵の仕事をやってみたい」と思えば道はいくらでもある
- プロと人気絵師は全く異なる
- 学校に行くだけでは上手くなれない
「美大やイラスト専門学校に行くだけで上手くなる」と思っている人は、完全に時間とお金の無駄になりますし、また「プロになりたい」という気持ちがぼんやりしている人がプロになるのは危険です。
最悪、プロになれずにフリーターになり、美大やイラスト専門学校に進んだことを後悔している人だっています。
プロになれても苦痛な毎日を強いられる上に、辞めても転職できる仕事もなく結局フリーターという結末もあります。
特に「プロは絵を描くだけでお金を貰って生きていけるなんて羨ましい」という考えだけで目指すのは危険で、そう思っている方はそれは幻想であるということを書いたわたしの体験談をぜひ読んでください。
「プロの仕事を経験してみたい」という人はプロの仕事を体験する方法の記事を参考にどうぞ。
プロと人気絵師の違いをわたしなりにまとめると、「プロはいろんなものを描ける必要があるが、人気絵師は好きなものだけ描いてもなれる」です。
人気絵師になれればいいという人は、学校に行かなくても当サイトの記事を読むだけで十分です。
美大やイラスト専門学校に向いている人の特徴4つ
美大やイラスト専門学校向きな人①:「プロになる」と気持ちが固まっている
「プロになる」という気持ちが固まっていること、これは美大やイラスト専門学校に行く価値を見出すための、最低条件。
どんな形になってもプロになって絵で生きていくと決めている、その気持ちが揺らがないほど専門の学校に行く価値は高いです。
プロになるための窓口は、美大やイラスト専門学校に行かずともあるとは言え、実際仕事を探すには一緒にサポートしてくれる専門の学校があれば、かなり心強いものでしょう。
美大やイラスト専門学校向きな人②:いつでも会える友達と楽しく成長したい
独学でやってきたわたしにないものは、「いつでも会える、絵を描く友達」ですね。
独学でもネット上やイベントで友達は作れましたが、住んでいる地域はバラバラなので「ちょっと今日ご飯行こー」と言って作品作りや推しについて熱く語り合うということはできません。
同じ学校に通う人同士なら、住んでいる場所も近いですし、共通の友達というのもたくさんいるわけです。
日常で「絵を描く人の集団」に入れるのは絵の学校や絵関係の会社に就くことでのみ得られるものですね。
美大やイラスト専門学校向きな人③:自己コントロールが苦手
独学でも上手くなれるとは言え、それはやるべきことができている場合です。
「学校に行くだけじゃ上手くなれないってわかっている、でも一人だと不安だしどうしてもプロになる夢をかなえるためにサポートが欲しい」という人は、『支えてくれる優秀な講師ややる気のある同志がいっぱいいる環境』にお金を出す価値は十分あります。
美大やイラスト専門学校向きな人④:ネット上に絵を投稿しても、自分の弱点を探せない
わたしはpixivを利用して独学で上達できました。それはネット上の反応を見ることで自分の絵を客観的に評価し、弱点を探す手がかりを得ていたからです。
しかしそれでも「どこが悪いのかわからない」ということもあると思います。自分の思い込みで描いている部分を探すのは大変で、わたしも思い込みに気づくまでが長かったです。
専門の学校に行けば講師に絵を見せて直接指摘してもらえるわけで、悩みを解消しやすくなります。
美大やイラスト専門学校に行くか悩む人への参考図書:「絵がふつうに上手くなる本」
参考:「絵がふつうに上手くなる本」
2021年5月に発売したばかりの本。よー清水先生の本ということで気になって読んでみました。
初心者からすでにプロの人にまで、全ての絵描きに必要な情報を1冊にまとめたような本です。
正直な感想、絵がふつうに上手くなれたわたしに必要な情報は少なかったです。この本を読んで頷く人は、もうふつうに絵が上手い人ってことかも。
ただ、「美大やイラスト専門学校に行こうかな」「プロになりたい」という悩みを持つ人には絶対知っておくべき内容が書いています。
2021年、今の時代に合った仕事のとり方、SNSでの立ち振る舞い、自己ブランディングについて。
大きく「絵を描き始めたい」「絵が上手くなりたい」「絵を仕事にしたい」の3部に分かれていますが、最後の「絵を仕事にしたい」の部は必読です。
≫「絵がふつうに上手くなる本」目次はこちら結論:美大やイラスト専門学校に行くかは、プロになる気かどうかで選べ
結論、「絵が上手くなりたいだけなら独学。プロとしてやっていくサポートが欲しい人はイラスト専門学校を利用」ということになります。
- 自分が描きたいものが描ければ満足、評価されれば満足、好きなように描きたい→ 独学でやるべき
- 一人で頑張るのは苦手だけどどうしてもプロになりたい、そのためのサポート環境を万全に整えたい!→ イラスト専門学校に行くべき
ここまで読んでも「どうしてもプロになりたい」と本気で思う方向けに、以下でイラスト専門学校を紹介します。
美大やイラスト専門学校で学ぶならどこにするべきか
「プロになりたい。美大やイラスト専門学校に行こう!」と決めても、どの学校にするかはよく考えないといけません。
独学でも本人のやり方次第で上手くなれる以上、学校に払うのは「サポート代」であり、サポートの厚い学校でないとお金の無駄。「近場だから」という理由だけで決めると後悔することになります。
遠くても「絶対プロになる」と家から出て行くくらいの気持ちがないなら、「趣味でいい」と割り切って別の職業を目指すのが賢明です。
後悔しないには
- 人気の高さ
- 在学中に仕事をとれている実績
- 卒業生のレベルの高さ
- 卒業後のフォロー
- 講師のレベルの高さ
プロになることを前提に、このあたりを重視するべきです。
美大やイラスト専門学校を選ぶポイント①:人気の高さ
人気の高い学校は選ばれる理由がありますから安心ですし、それだけレベルの高い生徒が集まってきます。
同志のレベルが高いほど自分も上へ引っ張られていきます。
逆にやる気のない人ばかりに囲まれると足を引っ張られるので、せっかく学校に行ってもプロになるのに有利な環境を作ることができません。
「とりあえず学校行っとくか」で選ぶと、とりあえず学校行けば上手くなると思い込んでいる人達に囲まれることになります。
美大やイラスト専門学校を選ぶポイント②:在学中に仕事をとれている実績
在学中から仕事を可能にしている学校を選べば安心して卒業できるのはもちろん、早いうちに仕事としてできる方が成長だって早いです。
経験上、練習ばっかりみたいなのが一番成長によくないです。作品を本気で作ってから自分に足りないものを埋めていくことこそが成長で、どんどん作品を作った方がいい。
理論的なことに重きを置いた学校と、実践に重きを置いている学校があったらわたしは間違いなく後者を選びます。
美大やイラスト専門学校を選ぶポイント③:在学生・卒業生のレベルの高さ
在学生や卒業生がどんな仕事をとったのか、その作品をたくさん公開している学校を選ぶべき。信頼性とともに、将来自分がどうなるのかというゴールがより明確になります。
美大やイラスト専門学校を選ぶポイント④:卒業後のフォロー
在学中に納得のいく仕事もとれず、卒業後路頭に迷ったらどうしよう・・・そんな不安を持つ人は多いはず。
卒業後もずっとフォローしてくれる学校を選びましょう。
美大やイラスト専門学校を選ぶポイント⑤:講師のレベルの高さ
実力のよくわからない講師と、現役プロの講師どっちがいいかって話ですね。
よくわからない講師にお金を払ってるって思うだけでモチベーションが死にます。
イラスト専門学校に行った友人の話
イラスト専門学校に行きプロになった神絵師の友人がいます。
友人いわく、「イラスト専門学校行くなら、プロにさせてくれる学校じゃないと意味ない。レベルの低い学校行くくらいなら独学の方がずっといい」です。
その友人は元々pixivの常連ランカーで、要は学校に行かなくても元々絵が上手かったです。行った学校の内容には満足しておらず、行ってよかったのは友達ができたことくらいとのこと。
その友人は卒業後コンテンツ制作会社に就職し仕事で絵を描いていますが、同じ学校の中には、卒業後も絵の仕事どころかどこにも就職できず路頭に迷っている人も多いそうです。
イラスト専門学校を紹介:アミューズメントメディア総合学院
夢を夢で終わらせない!アミューズメントメディア総合学院教育理念は「夢を、夢で終わらせない」
- 在学中にプロの仕事ができる
- 卒業後もずっとバックアップしてくれる、OB・OGネットワーク
- 業界の第一線で活躍する現役プロ講師と、就職のプロ両方からサポート
- 人気が高く、在校生の半数近くが遠方からの進学
独自のシステムにより在学中にプロになることを可能にした、業界屈指の学校です。
また、アミューズメントメディア総合学院には「早期出願制度・AO入学制度」があり、入学金が¥50,000(半額)から最大¥100,000(全額)免除されます。
AO入学制度の第一期エントリー期間は2021年6月1日(火) ~ 8月31日(火)、出願期間は2021年8月1日(日) ~ 9月30日(木)です。
AO入学制度の第二期エントリー期間は2021年9月1日(水) ~ 10月31日(日)、出願期間は2021年10月1日(金) ~ 11月30日(火)です。
毎年、「キャラクターデザイン学科」「マンガイラスト学科」は人気が高く願書の申し込み期間中に定員数に達してしまうこともあります。本気でプロになりたい方は、入学を考えているなら早めに願書を出した方が安心です。
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